横領:栄養職員が540万円 さいたま市、懲戒免職に /埼玉
2010年5月20日12時8分配信 毎日新聞
さいたま市は19日、給食食材費約540万円を横領したとして、さいたま市の小学校に勤務する吉田由記栄養職員(32)を懲戒免職処分にしたと発表した。業務上横領容疑での刑事告発を検討している。
同市教職員課によると、同職員は昨年6月2日、当時勤務していた同市立大久保東小学校で、同年4月分の給食食材費15万円を学校の口座から引き出し、着服するなどした。振り込み受領書を改ざんし、振り込んだように見せかける手口で、昨年6月から今年3月末までに8業者から計540万円を横領し、洋服代や飲食費に充てたという。
5月10日に市外の取り扱い業者から「前年度末の食材が未納になっている」との指摘があり、発覚した。桐淵博教育長は「学校に勤務する職員として、信用を傷つける重大な行為。再発防止に努めたい」とコメントを発表した。【鷲頭彰子】
5月20日朝刊